お葬式に参列した際、会葬礼状とお清め用のお塩をいただくことがあるかと思います。私達はお葬式の受付のお手伝いをさせていただく際、葬儀社様やご遺族様に依頼され会葬者様にお渡しすることがあります。
地域性や宗派、規模にもよりますが、現在では会葬礼状とお清め塩をセットにして会葬返礼品や即日の香典返しと一緒にお渡しすることが一般的です。
会葬礼状とお清めの塩について調べてみたいと思います。
会葬礼状
通夜・葬儀(告別式)での会葬や香典・供花・供物・弔電、お悔やみ状などのご厚志をいただいた方へ、お礼の品である「会葬返礼品」に添える御礼状のことを会葬礼状と言います。
忙しい時間を割いて参列してくださった方々への御礼のため、香典の有無やその金額に関係なく、会葬礼状を添えた会葬返礼品を贈るのが一般的なマナーとなっています。
忙しい時間を割いて参列してくださった方々への御礼のため、香典の有無やその金額に関係なく、会葬礼状を添えた会葬返礼品を贈るのが一般的なマナーとなっています。
書き方の注意点
・句読点を使わない
葬儀や法事が滞りなく終えられるようにという意味合いや、近世まで毛筆で書くもの
(縦書きの毛筆文章には句読点は付けない)であった、という理由から句読点は使用し
ません。
・薄墨を用いる
会葬礼状は弔事の手紙 にあたるため、薄墨を用いるのが基本的なマナーとなります。
薄墨を用いることには、 涙が硯へ落ち、墨が薄くなってしまった という意味合いが
込められています。
葬儀や法事が滞りなく終えられるようにという意味合いや、近世まで毛筆で書くもの
(縦書きの毛筆文章には句読点は付けない)であった、という理由から句読点は使用し
ません。
・薄墨を用いる
会葬礼状は弔事の手紙 にあたるため、薄墨を用いるのが基本的なマナーとなります。
薄墨を用いることには、 涙が硯へ落ち、墨が薄くなってしまった という意味合いが
込められています。
忌引き申請に使用できる
一般的に所属先へ忌引きを証明する際には、会葬礼状が用いられます。
これは、故人や喪主の名前が載っている事で、親族が亡くなったと証明できるためです。
会社や学校の各規則によって異なることがありますが、会葬礼状を参列者にお渡ししない場合、忌引き休暇の証明書を別途用意しなければなりません。
証明書が無ければ、学生ならば欠席となり、会社勤めの方なら有給休暇を利用するか欠勤となります。
参列者の方にご負担をかけないためにも、会葬礼状をお渡しすることをお勧めいたします。
もし会葬礼状がない場合の証明書としては
火葬許可証のコピー
死亡診断書のコピー
葬儀施行証明書
などで代用が可能です。
これは、故人や喪主の名前が載っている事で、親族が亡くなったと証明できるためです。
会社や学校の各規則によって異なることがありますが、会葬礼状を参列者にお渡ししない場合、忌引き休暇の証明書を別途用意しなければなりません。
証明書が無ければ、学生ならば欠席となり、会社勤めの方なら有給休暇を利用するか欠勤となります。
参列者の方にご負担をかけないためにも、会葬礼状をお渡しすることをお勧めいたします。
もし会葬礼状がない場合の証明書としては
火葬許可証のコピー
死亡診断書のコピー
葬儀施行証明書
などで代用が可能です。
お清め塩
葬儀に参列した際、会葬礼状などと一緒にいただく体を清めるために使うお塩のことを言います。お清め塩は自宅に入る前、穢れを家の中に持ち込まないために玄関先で身体に振りかけるものとして使われます。宗教や地域の風習により、使用方法が異なります。
使い方
お清め塩は、帰宅し玄関をまたぐ前に使用します。ひとつまみした少量のお塩を胸、背中、足元の順にかけ、最後に手で払います。足元だけかける方も増えています。
勘違いをしてはいけないのは、清めの塩で祓うのは故人の霊ではなく、人の死に際して寄り付いてきた邪気を祓うということです。
ご自身で振りかけても構いませんが、家族がいる場合には家族に振りかけてもらうようにしましょう。振りかけた塩は、玄関で手で払っておきましょう。足元に落ちた塩を踏んで玄関に入ることで、完全に邪気を断ち切ることになります。
勘違いをしてはいけないのは、清めの塩で祓うのは故人の霊ではなく、人の死に際して寄り付いてきた邪気を祓うということです。
ご自身で振りかけても構いませんが、家族がいる場合には家族に振りかけてもらうようにしましょう。振りかけた塩は、玄関で手で払っておきましょう。足元に落ちた塩を踏んで玄関に入ることで、完全に邪気を断ち切ることになります。
お清め(通夜ぶるまい)
葬儀の際に行うお清めは、清めの塩だけではありません。少し意外かもしれませんが、食事もお清めの一つになります。
お通夜のあとには通夜ぶるまいを行いますが、これを「お清め」と呼ぶことがあります。
食事には生きるための活力を得るという意味もあるため、葬儀で落ち込んだ気力を回復させたり、邪気を払ったりする役割があります。
お通夜のあとには通夜ぶるまいを行いますが、これを「お清め」と呼ぶことがあります。
食事には生きるための活力を得るという意味もあるため、葬儀で落ち込んだ気力を回復させたり、邪気を払ったりする役割があります。
まとめ
会葬礼状とは、葬儀に参列してくださった方に向けて感謝の想いをお伝えするお礼状です。また、忌引き申請としての証明書類としての大切な役割もあります。
お清めの塩に関して、最近では「人の死は忌事ではないので、清める必要はない」との考えから、お清め塩をお渡ししない葬儀も多く目にします。お清めの塩を使用するかどうかは地域性や宗派にも関係するので、ご自身の気持ちで判断されたら良いのではないでしょうか。
お清めの塩に関して、最近では「人の死は忌事ではないので、清める必要はない」との考えから、お清め塩をお渡ししない葬儀も多く目にします。お清めの塩を使用するかどうかは地域性や宗派にも関係するので、ご自身の気持ちで判断されたら良いのではないでしょうか。