葬儀を行う場所には、葬儀社の式場、公営斎場、民営斎場、お寺、自宅などがあります。
先日、お寺での葬儀受付のお手伝いに伺いました。伝統と歴史のある、格式高い本堂でのお葬式でした。このように、お寺で行われるお葬式のことを「寺院葬」と言います。
寺院葬は、一般のお葬式の流れと異なるのでしょうか?メリットやデメリット、注意点など調べてみたいと思います。
寺院葬の特徴
①寺院葬とは、寺院で行う葬儀のことをいい、大きく2つのパターンがあります。
会場が寺院で、葬儀は葬儀社が主体となって取り仕切るもの。もう一つは、会場だけでなく葬儀そ
のものも寺院が主体となって執り行うものです。寺院は葬儀を行う本来の場所であり、お葬式の自
然な形ともいえます。
②お寺ならではの伝統的で厳粛な雰囲気の中で、格調高い葬儀が営むことができます。お寺の本堂に
はもともと荘厳な祭壇が設けられていますので、祭壇を設置する費用は必要ありません。もとから
設けられている祭壇に生花を置くことで、葬儀用の祭壇が完成します。
③檀家だけでなく一般の方も利用出来る寺院が増えており、家族葬などの小規模な お葬式から大規模
のお葬式に至るまで、幅広くお寺でのお葬式を選ぶ方が増えてきています。
④最近は新型コロナウィルスの影響もあり、駐車場が広い寺院ですと車で移動ができ、屋外での焼香
もできることから三密を避けられ、葬儀の会場としての問い合わせが増えているようです。
会場が寺院で、葬儀は葬儀社が主体となって取り仕切るもの。もう一つは、会場だけでなく葬儀そ
のものも寺院が主体となって執り行うものです。寺院は葬儀を行う本来の場所であり、お葬式の自
然な形ともいえます。
②お寺ならではの伝統的で厳粛な雰囲気の中で、格調高い葬儀が営むことができます。お寺の本堂に
はもともと荘厳な祭壇が設けられていますので、祭壇を設置する費用は必要ありません。もとから
設けられている祭壇に生花を置くことで、葬儀用の祭壇が完成します。
③檀家だけでなく一般の方も利用出来る寺院が増えており、家族葬などの小規模な お葬式から大規模
のお葬式に至るまで、幅広くお寺でのお葬式を選ぶ方が増えてきています。
④最近は新型コロナウィルスの影響もあり、駐車場が広い寺院ですと車で移動ができ、屋外での焼香
もできることから三密を避けられ、葬儀の会場としての問い合わせが増えているようです。
寺院葬の流れ
基本的な葬儀の流れは、式場などで行われる葬儀と同じです。
1.ご遺体の搬送・安置
安置する場所を自宅にするか寺院葬を行う寺院にするか、早めに決めなければなりません。
寺院葬を行う場合は、まず、菩提寺に連絡をとり相談しましょう。菩提寺がない場合は、葬儀社に相談し寺院での葬儀を希望する旨を伝えます。
寺院葬を行う場合は、まず、菩提寺に連絡をとり相談しましょう。菩提寺がない場合は、葬儀社に相談し寺院での葬儀を希望する旨を伝えます。
2.寺院で納棺・通夜
通夜式では、僧侶に読経をしていただき、参列者は焼香を行います。
式後は、通夜ぶるまいと呼ばれる会食の席が設けられます。(昨今は新型コロナウィルスの影響もあり、お持ち帰りの懐石弁当などをご用意されることも多いようです。)
式後は、通夜ぶるまいと呼ばれる会食の席が設けられます。(昨今は新型コロナウィルスの影響もあり、お持ち帰りの懐石弁当などをご用意されることも多いようです。)
3.寺院で葬儀・告別式
通夜同様、僧侶に読経をいただき、参列者による焼香が行われます。
その後、故人と遺族・参列者との最後のお別れをする時間となり、棺の蓋を閉じて霊柩車にて火葬場へと出発します。
その後、故人と遺族・参列者との最後のお別れをする時間となり、棺の蓋を閉じて霊柩車にて火葬場へと出発します。
4.火葬・納骨
火葬後、寺院に戻って初七日法要や四十九日法要を繰り上げて行い、寺院の墓地に納骨するのが一般的です。
菩提寺がない方や、菩提寺とは別の寺院で寺院葬を行うときは、お墓をどこに用意するのかを事前に確認しておきましょう。
菩提寺がない方や、菩提寺とは別の寺院で寺院葬を行うときは、お墓をどこに用意するのかを事前に確認しておきましょう。
寺院葬のメリット
・すでに祭壇が設置されているため祭壇の設置費用が抑えられる。
・葬儀社の式場や斎場で葬儀を行う場合、僧侶の会場までの往復について御車代が必要となります
が、寺院で行えば僧侶の移動がないため御車代を気にする必要がありません。
・火葬後、寺院で初七日法要を行いそのまま寺院内にある墓地に納骨する場合には、時間や手間が
軽減できます。
・葬儀社の式場や斎場で葬儀を行う場合、僧侶の会場までの往復について御車代が必要となります
が、寺院で行えば僧侶の移動がないため御車代を気にする必要がありません。
・火葬後、寺院で初七日法要を行いそのまま寺院内にある墓地に納骨する場合には、時間や手間が
軽減できます。
寺院葬のデメリット
・お盆やお彼岸シーズンは、寺院への来客対応や法事の予約が既に入っていることが 多く、寺院での
葬儀は断られる可能性が高くなります。
・火葬場までご遺体を運搬しなければいけないので、火葬施設が併設された斎場を選ぶ場合に比べ手
間がかかります。
・「故人のDVDを流したい」等、故人や遺族の希望があっても設備がなく断念せざるを 得ない場合
があります。
・寺院の建物はもともと葬儀を行う目的で建てられた建物ではないため、椅子席の有無(板間、畳敷
きのみの寺院も多い)、バリアフリー未対応、空調設備、バス・トイレ付の宿泊設備など、一般的
な葬祭ホールに比べると設備面で快適性に劣る可能性があります。
・寺院での葬儀は、一般参列者の待機場所や食事スペースが屋外になることがあります。屋外用の大
きな扇風機や暖房器具を用意するなど、葬儀社もできる限りの対策は行いますが、特に暑い時期や
寒い時期は、参列者に負担をかけることになってしまう場合があります。
葬儀は断られる可能性が高くなります。
・火葬場までご遺体を運搬しなければいけないので、火葬施設が併設された斎場を選ぶ場合に比べ手
間がかかります。
・「故人のDVDを流したい」等、故人や遺族の希望があっても設備がなく断念せざるを 得ない場合
があります。
・寺院の建物はもともと葬儀を行う目的で建てられた建物ではないため、椅子席の有無(板間、畳敷
きのみの寺院も多い)、バリアフリー未対応、空調設備、バス・トイレ付の宿泊設備など、一般的
な葬祭ホールに比べると設備面で快適性に劣る可能性があります。
・寺院での葬儀は、一般参列者の待機場所や食事スペースが屋外になることがあります。屋外用の大
きな扇風機や暖房器具を用意するなど、葬儀社もできる限りの対策は行いますが、特に暑い時期や
寒い時期は、参列者に負担をかけることになってしまう場合があります。
寺院葬の注意点
・お寺によっては、指定された葬儀社しか利用できない場合があります。事前に確認をしておきまし
ょう。
・基本的に、寺院葬は檀家でないとできません。最近では、檀家でなくても受け入れてくれる寺院が
増えてきていますが、葬儀を行った後檀家になることが前提とされている場合があるようなので、
注意が必要です。
・寺院で行う重要な行事が入っている場合、葬儀を断られることがあるので注意しましょう。
ょう。
・基本的に、寺院葬は檀家でないとできません。最近では、檀家でなくても受け入れてくれる寺院が
増えてきていますが、葬儀を行った後檀家になることが前提とされている場合があるようなので、
注意が必要です。
・寺院で行う重要な行事が入っている場合、葬儀を断られることがあるので注意しましょう。
寺院葬における「葬儀受付代行サービス」
寺院葬の場合、空いているスペースに仮設テントを張って受付場所を設けることが多くあります。暑い日や寒い日、テント内での受付は身内に頼み難くありませんか?また、自宅の近くにある菩提寺で葬儀を行うと、会葬者様もご近所のため多くの方が参列されます。身内に受付を頼むと会葬者様の対応に追われてしまい、故人とゆっくりお別れする時間が取れない、という多くの声を耳にします。
弊社スタッフは、身内の皆様には大切な方との最期のお別れの時間をゆっくりと、故人との思い出話を語り合いながら過ごしていただきたいと切に願っております。
ぜひ、「受付代行サービス」をご利用ください。
弊社スタッフは、身内の皆様には大切な方との最期のお別れの時間をゆっくりと、故人との思い出話を語り合いながら過ごしていただきたいと切に願っております。
ぜひ、「受付代行サービス」をご利用ください。
まとめ
寺院で受付のお手伝いをさせていただいたことで、寺院葬という形式が地域によっては日常的な葬儀スタイルであることを実感いたしました。特に、組内や隣組の制度が残っているところは地域住民同士の繋がりが強く、寺院葬が多く行われている傾向にあるようです。
遺されたご遺族にとりましても、暮らしている地域の身近なお寺という場で葬儀を行う事でご自身の心の整理をすることができ、ケアにつながるのではないでしょうか。
今後は寺院葬が新しい葬儀スタイルの一つとして、また最後のお別れの時を過ごす場として浸透してくるかもしれません。
遺されたご遺族にとりましても、暮らしている地域の身近なお寺という場で葬儀を行う事でご自身の心の整理をすることができ、ケアにつながるのではないでしょうか。
今後は寺院葬が新しい葬儀スタイルの一つとして、また最後のお別れの時を過ごす場として浸透してくるかもしれません。