家族や親族が亡くなった場合、何日か会社や学校をお休みすることになるでしょう。その際は、「忌引き」や「忌引き休暇」が使えることをご存知の方も多いかと思いますが、実際に使用した経験は少ないのではないでしょうか。
「忌引き」について、申請の仕方やどの程度休むことができるかなど、確認していきましょう。
忌引き
「忌引き」とは本来、身内に不幸があったときに「喪に服す」ことを意味します。「喪に服す」とは、故人の死を悼み一定の期間日常生活から離れ供養にあたることをいいます。
また、「忌引き」のために会社を休むことを「忌引き休暇」や「慶弔休暇」と言い、親族の葬儀などを理由に取得することができます。多くの企業で「忌引き休暇」を設けていますが、有給休暇のような法律(労働基準法)で定められた休暇ではありません。就業規則などで定められている事柄のため、自分の勤めている会社に制度があるのか事前に確認しておくことをお勧めします。学校の場合も同様、「忌引き」の扱いや考え方が学校ごとに異なるため、確認しておきましょう。
また、「忌引き」のために会社を休むことを「忌引き休暇」や「慶弔休暇」と言い、親族の葬儀などを理由に取得することができます。多くの企業で「忌引き休暇」を設けていますが、有給休暇のような法律(労働基準法)で定められた休暇ではありません。就業規則などで定められている事柄のため、自分の勤めている会社に制度があるのか事前に確認しておくことをお勧めします。学校の場合も同様、「忌引き」の扱いや考え方が学校ごとに異なるため、確認しておきましょう。
忌引きの申請について
忌引きの連絡は、なるべく迅速に行います。電話での連絡が良いでしょう。その際、故人との関係性や葬儀日程を伝えた上で、何日間忌引き休暇が取れるか確認しておきます。忌引きで休むにあたり、必要となる書類についても併せて確認しましょう。
証明書として会葬礼状のコピーを提出するのが一般的でしたが、最近は家族葬など小規模の葬儀が増え、会葬礼状を作成しないこともあります。そのような場合には、死亡診断書や火葬許可書、中には葬儀社の証明書を求められるケースもありますので、事前に確認しておくのが良いでしょう。
証明書として会葬礼状のコピーを提出するのが一般的でしたが、最近は家族葬など小規模の葬儀が増え、会葬礼状を作成しないこともあります。そのような場合には、死亡診断書や火葬許可書、中には葬儀社の証明書を求められるケースもありますので、事前に確認しておくのが良いでしょう。
忌引き休暇の一般的な取得日数
忌引き休暇の日数は、故人との関係性をもとに設定されており、企業であれば就業規則、学校であれば教育委員会が定める教務規則に載っています。事前に確認しておくことをお勧めします。
忌引き休暇の取得日数は、一般的に親族が死亡した日、あるいはその翌日から起算して下記程度となります。これに公休日が重なった場合は、通常、忌引き休暇に含めて数えるのが一般的です。詳細については、各企業の勤務担当者、学校等の学級担任に確認しましょう。
〈取得日数一般例〉
・配偶者…10日間
・実父母…7日間
・子…5日間
・祖父母…3日間
・兄弟姉妹…3日間
・おじ、おば…1日間
・孫…1日間
・配偶者の父母…3日間
・配偶者の祖父母…1日間
・配偶者の兄弟姉妹…1日間
忌引き休暇の取得日数は、一般的に親族が死亡した日、あるいはその翌日から起算して下記程度となります。これに公休日が重なった場合は、通常、忌引き休暇に含めて数えるのが一般的です。詳細については、各企業の勤務担当者、学校等の学級担任に確認しましょう。
〈取得日数一般例〉
・配偶者…10日間
・実父母…7日間
・子…5日間
・祖父母…3日間
・兄弟姉妹…3日間
・おじ、おば…1日間
・孫…1日間
・配偶者の父母…3日間
・配偶者の祖父母…1日間
・配偶者の兄弟姉妹…1日間
忌引きの扱いについて
忌引きで会社や学校を休んだ場合、その休みはどのような扱いになるのでしょうか。
会社の場合
現在、ほとんどの会社が忌引き休暇(慶弔休暇)を設けています。その多くは、忌引きでお休みした日は「有給扱い」としています。一部では「無給扱い」にしている会社もありますが、給与の発生の有無に関わらず「欠勤」ではなく忌引き休暇の扱いとなります。
忌引き休暇扱いでも「無給」の場合は、年次有給休暇を申請して給与の支給を受ける方法があります。忌引き休暇制度がない会社であれば「年次有給休暇」を使用し、「欠勤」扱いを避けるようにする方が無難でしょう。
ご自分の勤め先は、「忌引き休暇」を使用した際どのような扱いになるのか、事前に就業規則などの確認をしておくことをお勧めします。
忌引き休暇扱いでも「無給」の場合は、年次有給休暇を申請して給与の支給を受ける方法があります。忌引き休暇制度がない会社であれば「年次有給休暇」を使用し、「欠勤」扱いを避けるようにする方が無難でしょう。
ご自分の勤め先は、「忌引き休暇」を使用した際どのような扱いになるのか、事前に就業規則などの確認をしておくことをお勧めします。
学校の場合
「忌引き」でお休みした場合、一般的には「欠席」の扱いになりません。但し、自治体や市町村によって違う場合がありますので、学校側へ連絡した際に確認をしておきましょう。
まとめ
現代社会において、忌引きとは「親族の葬儀のために休む」という認識が強いようです。ですが、本来の意味は「喪に服す」です。そのことを忘れないようにしましょう。
また、忌引きの連絡は迅速に確実な方法で行い、その際に休むことのできる期間や必要書類についても確認しておきましょう。
今回ご紹介した内容は、あくまで一般的なものです。忌引きの扱いについては、それぞれの会社や学校によって規定が異なりますので、申請するにあたっては事前に調べておくと安心かと思います。
近年、家族葬が増えてきており、私たちがお手伝いをする葬儀でも参列者のほとんどがご親族様であることが多くなっております。ご親族の皆様が忙しい日常から離れ、故人の死を悼み、ゆっくりとお別れの時間をお過ごしいただくためにも、「忌引き」「忌引き休暇」という制度が必要であると改めて感じました。
また、忌引きの連絡は迅速に確実な方法で行い、その際に休むことのできる期間や必要書類についても確認しておきましょう。
今回ご紹介した内容は、あくまで一般的なものです。忌引きの扱いについては、それぞれの会社や学校によって規定が異なりますので、申請するにあたっては事前に調べておくと安心かと思います。
近年、家族葬が増えてきており、私たちがお手伝いをする葬儀でも参列者のほとんどがご親族様であることが多くなっております。ご親族の皆様が忙しい日常から離れ、故人の死を悼み、ゆっくりとお別れの時間をお過ごしいただくためにも、「忌引き」「忌引き休暇」という制度が必要であると改めて感じました。