昨今、葬儀のスタイルが多様化してきています。その背景には、地域との繋がりの希薄化、核家族化、高齢化など、現代社会が抱える問題があるようです。人の価値観も様々で、葬儀をすることに疑問を持つ声も聞かれます。
そこで、今回は葬儀が持つ役割について確認しておきたいと思います。
葬儀とは何か
一般的には「葬送儀礼」を略して葬儀といいます。葬送儀礼とは、亡くなった人を葬るための儀礼のことで、亡くなれてから納棺、通夜、葬儀式、告別式、火葬、納骨、その後の法要までの一連の儀式儀礼のことを指します。
また、近年「葬儀」は「葬儀式(葬式)」と同義で扱われています。
また、近年「葬儀」は「葬儀式(葬式)」と同義で扱われています。
葬儀の役割とは何か
「葬儀」は、さまざまな役割をもっています。時代とともに、葬儀のスタイルは多様化してきていますが、葬儀の役割に変わりはありません。
葬儀の役割には、次のものがあります。
葬儀の役割には、次のものがあります。
社会的役割
人は、誰もが社会の中で生きています。葬儀を行うということは、生前交流のあった多く人たちに、つまりは社会に、その死を知らせ確認してもらうという重要な役割があります。
心理的役割
人の死は、遺された人達に悲しみ、心痛をもたらします。葬儀を行うことで、故人の死と向き合い、死を実感します。そして、遺された人たちで悲しみを分かち合い、故人に別れを告げ、再び前を向いて歩いて行くための第一歩となります。
宗教的役割
宗教によって死生観は様々ですが、一般的には故人の死を弔い、安らかな眠りや成仏を願う宗教儀礼が執り行われます。この宗教的儀礼が、葬儀の中心ともいうべき役割です。
教育的役割
葬儀は、人の命の大切さを知る一番の機会です。生あるものは必ず死を迎え、その死が周りに深い悲しみをもたらすことに直面します。そこで、命の大切さを体験的に学ぶことができます。
物理的役割
ご遺体は、時間の経過とともに腐敗していきます。ご遺体をきれいにすること、納棺、火葬、埋葬などの処置が、故人の尊厳を守るために行われます。
誰のために葬儀をするのでしょう
葬儀は、誰のためにするのか考えてみましょう。
葬儀は故人の死を悼み、天国や極楽浄土に送り出す儀式です。故人のための儀式として捉われがちですが、実は亡くなった人のためだけでなく、遺された人にとっても大切な儀式なのです。遺族は、最後に故人にしてあげたいという思いを葬儀式を通して実現させ、心の癒しが行われます。故人のために葬儀を執り行うことは、必然的に生きている人のためになると言えるのです。
葬儀は故人の死を悼み、天国や極楽浄土に送り出す儀式です。故人のための儀式として捉われがちですが、実は亡くなった人のためだけでなく、遺された人にとっても大切な儀式なのです。遺族は、最後に故人にしてあげたいという思いを葬儀式を通して実現させ、心の癒しが行われます。故人のために葬儀を執り行うことは、必然的に生きている人のためになると言えるのです。
葬儀受付で思うこと
葬儀とは、単に故人をお見送りするだけの儀式ではなく、故人の死を弔うと同時に、ご遺族をはじめとする遺された方々が、気持ちに区切りをつける場でもあるということをいつも思い知らされます。
わたくし達は、どんなかたちの葬儀でも、お別れの時間をきちんとお過ごしいただきたい…という思いで、ご遺族様に代わり、心をこめてご会葬者様をお迎えさせていただきます。
わたくし達は、どんなかたちの葬儀でも、お別れの時間をきちんとお過ごしいただきたい…という思いで、ご遺族様に代わり、心をこめてご会葬者様をお迎えさせていただきます。
まとめ
時代の移り変わりとともに、葬儀に対する向き合い方も変化し、多様性が生まれています。それぞれのライフスタイルや、家族のかたち、価値観にあった葬儀を行う人が増えてきています。しかし、葬儀が多様化しても、根本となる葬儀の役割は変わりません。葬儀は、単に故人を見送るだけでなくさまざまな意味を持つということを、今回ご紹介した内容から今一度確認していただけましたら幸いです。
わたくし達が行っている「葬儀受付代行」という新たなサービスも、地域との希薄化、核家族化、高齢化などの昨今の時代背景から生まれました。葬儀という大切な儀式儀礼は、かたちの変化はあってもなくなることはありません。私たちはこれからもご遺族様の気持ちに寄り添い、大切なご葬儀のお手伝いをさせていただきます。
わたくし達が行っている「葬儀受付代行」という新たなサービスも、地域との希薄化、核家族化、高齢化などの昨今の時代背景から生まれました。葬儀という大切な儀式儀礼は、かたちの変化はあってもなくなることはありません。私たちはこれからもご遺族様の気持ちに寄り添い、大切なご葬儀のお手伝いをさせていただきます。