葬儀での花入れの儀について

2024年09月02日
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葬儀が終わり、出棺前に棺に花を手向ける儀式が行われることをご存知でしょうか。「花入れの儀」と呼ばれるこの儀式は、故人様との最後のお別れの時間となるため、とても大切で貴重な時間です。

「花入れの儀」を知ることで、後悔のないお別れができることを願います。

花入れの儀とは

葬儀・告別式が終わり、出棺の前に「花入れの儀」が執り行われます。ご遺族・ご親族を中心に、故人と縁の深い順に生花を故人の眠る棺に手向け、故人と最後のお別れをします。この際、花以外にも副葬品と呼ばれる故人の愛用していた物や、手紙などを棺に納めることもできます。
「花入れの儀」は、「お花入れ」や「お別れの儀」などとも呼ばれており、宗教宗派や地域を問わず、ほとんどの葬儀で行われています。

「棺に入れるもの～副葬品」詳しくはこちら

棺に入れる花は

花入れの儀で棺に入れる花は「別れ花」とも呼ばれ、祭壇に飾られている花を使用するのが一般的です。宗教宗派を問わずよく使われるのは、菊、蘭、百合、カーネーションなどです。花の色もひと昔前のように白一色ではなく、黄色、ピンク、ブルー、紫と明るい色が使われるようになりました。それに伴い、カラフルな別れ花が手向けられることが多くなっています。
また、ご自身で用意した花を棺に入れることも可能です。花の種類によっては棺に入れる際に注意が必要なものもあるため、事前に葬儀担当者に相談しておくと良いでしょう。

花入れの儀から出棺までの流れ

葬儀・告別式終了後から、花入れの儀、出棺までの流れは以下の通りです。
1.　葬儀・告別式終了後、遺族をはじめとする参列者は会場から一旦退出
2.　葬儀社スタッフにより棺が祭壇から会場中央に降ろされ、棺の蓋が外される
3.　祭壇の花を葬儀社スタッフが小さく切り分け、別れ花の準備がされる
4.　遺族、参列者が再度会場に戻り、花入れの儀が執り行われる
5.　花が配られ、喪主から順に、遺族、親族、参列者と花を棺に手向ける
6.　一巡したら、各自数本ずつ花を受け取り、別れ花を棺に敷き詰めていく
7.　棺に蓋がされる（この際に「釘打ちの儀」を行う地域もある）
8.　遺族を代表して喪主が挨拶をする
9.　棺を霊柩車に運び、火葬場へ向かう

葬儀受付で思うこと

出棺前に行われる「花入れの儀」は、とても重要な儀式であると思います。
故人様のお姿を目にするのは、この時間が最後です。ご遺族をはじめとするご参列の皆様で、お花を手向けながら故人様に語りかけ、感謝を伝える。そのようなお別れの場面を拝見する度に、この「花入れの儀」という時間はとても意味のある大切な時間であることを痛感致します。心残りのないお別れの時間をお過ごしいただけるよう、私どもスタッフ一同心を込めてお手伝いさせていただきます。

まとめ

出棺の前に執り行われる「花入れの儀」は、棺に花や副葬品を手向け、故人と最後のお別れをする儀式です。宗教宗派を問わず、ほとんどの地域で行われております。花入れの儀とはどのような儀式なのか。また、出棺までの流れについてもご参考になさっていただき、故人様との最後のお別れの時間を、後悔のないものにしていただきたいと思います。
受付にお困りの際には、弊社の「葬儀受付代行サービス」をご活用下さい。故人様とのお別れの時間をゆっくりお過ごしいただけるよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。