悲しみの場であるお葬式では、多くのマナーがあります。大切な方を亡くされ辛い気持ちにいるご遺族に対して、配慮ある言動や行動を心掛けることが何より大切です。
お葬式に関連する、NGとされているマナーや、タブーとされる言葉など確認しておきましょう。
訃報を聞いてご遺族に電話をすることはやめましょう
訃報を聞き、遺族へ電話を掛けてお悔やみを述べるのはマナー違反です。大切な方を亡くされた遺族は、深い悲しみの中で、葬儀の打合せや準備などに追われています。遺族に配慮し、お葬式に参列した際にお悔やみを述べるようにしましょう。
死因を遺族に聞くことはマナー違反
自分にとって親しい人が亡くなった場合、死因が気になるかもしれません。しかし、大切な存在である方を亡くされ、悲しみの中にあるご遺族を更に傷つけてしまうこともあります。故人がどのようにして亡くなったのか、故人の死の瞬間を思い出させるようなことを聞くことはタブーです。遺族から話がない限りこちらからは聞かず、お悔やみだけを丁寧に伝えるようにします。
参列した知り合い同士で話し込む
通夜、葬儀・告別式に参列した際に、昔の知り合いや知人同士で、つい話し込んでしまう方もいます。しかし、葬儀は故人を見送り遺族にお悔やみを伝える場です。葬儀会場内では、個人的な話は慎むことを心掛けましょう。
使ってはいけない言葉
葬儀では、「死ぬ」「死亡」など生死に関わる直接的な言葉や、「辛い」「苦しむ」などの不吉な表現も避けるべきです。また、「続く」「再び」などの不幸が続くことを連想させる言葉や、「度々」「重ね重ね」「重々」などの忌み言葉とされるものも、葬儀の場ではマナー違反となりますので、使わないように注意しましょう。
お香典で気を付けること
お香典に新札を包むのは、「前もって準備していた」という印象を与えてしまうためマナー違反です。
私どもが葬儀受付で会計作業をした際に、新札を包まれている方もいらっしゃいますが、ほとんど方がお札の真ん中に折り込みを入れてから包まれています。お香典においても、ご遺族への配慮を大切にされている思いが伝わります。
私どもが葬儀受付で会計作業をした際に、新札を包まれている方もいらっしゃいますが、ほとんど方がお札の真ん中に折り込みを入れてから包まれています。お香典においても、ご遺族への配慮を大切にされている思いが伝わります。
通夜と葬儀・告別式の両日参列する場合
通夜と葬儀・告別式の両日に参列する場合、お香典を2回出す必要はありません。どちらにもお香典を出してしまうと、2回重なることから「不幸を重ねる」という意味になってしまい、ご遺族に失礼な行為となってしまいますので気を付けましょう。
両日に参列する場合には、お通夜にお香典を持参します。翌日の葬儀・告別式では、受付で記帳だけを行います。記帳をする際に、「昨日も来ています」「お香典は昨日出しました」などと言っていただけると、受付側はわかりやすくて助かります。そもそも記帳とは、お香典の受け渡しよりも、葬儀に参列したことを記すためのものです。
両日に参列する場合には、お通夜にお香典を持参します。翌日の葬儀・告別式では、受付で記帳だけを行います。記帳をする際に、「昨日も来ています」「お香典は昨日出しました」などと言っていただけると、受付側はわかりやすくて助かります。そもそも記帳とは、お香典の受け渡しよりも、葬儀に参列したことを記すためのものです。
まとめ
葬儀においてマナーを重んじるのは、常にご遺族の気持ちに配慮することが礼儀であるからです。今回ご紹介したお葬式のマナーに関するタブーとされることを知っておくことで、実際の葬儀参列の際にお役立ていただければ幸いです。
私どもが受付のお手伝いをさせていただく際には、ご遺族様のお気持ちに寄り添い、葬儀にお越しいただいたご会葬者様お一人お一人を心込めてお迎えさせていただきます。
私どもが受付のお手伝いをさせていただく際には、ご遺族様のお気持ちに寄り添い、葬儀にお越しいただいたご会葬者様お一人お一人を心込めてお迎えさせていただきます。